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2011年3月

2011年3月31日 (木)

福翁の心意気

震災後、初めての記事を書きます。被災された地域の皆様には、心よりお見舞い申し上げます。また、ご家族・ご親戚を被災地にお持ちの方々も、心休まらぬ日々を送られていることかと拝察いたします。ご無事を心よりお祈り申し上げます。

このまま回復基調で幕が下りるかと思った2010年度でしたが、ほんとうに大変な事態となりました。一寸先は闇、という言葉が「生やさしい」と感じられるような大異変です。聞くと、三陸地方では、千年に一度ほど、今回のような大地震と大津波が発生しているとのこと。リーマンショックを百年に一度の経済危機と呼んだのが空しく響きます。

いま世の中は自粛と手控え一色になりつつあります。これについては様々な考え方があろうかと思います。たとえば花見ですが、石原都知事は「騒いでいる場合か」と自粛派の発言をされました。一方で、「騒がなくても花見はできる。元気を出すためにも花見をしよう。」という意見もあるようです。

TVのCMでも「必要ないものは買わない」というメッセージが頻繁に出ています。確かに、震災後の深刻なもの不足の時点では買占めは絶対に「悪」だったと思います。また、今でも東北地方で必要であり、かつ品薄になっている商品は、ぜひとも東北優先で物流を考えてもらいたいのですが、外食も自粛、耐久消費財の購入も自粛という、いきすぎた買い避かえというのはどうでしょうか。簡単に結論の出せる話ではないでしょうが、やはりしっかりとした議論が必要なのではないかと思います。

いま必要なのは「復興」です。復興のためには経済力が絶対条件です。このまま縮小均衡に突入してしまえば、復興どころではなくなるように思います。「どんちゃん騒ぎ」はもってのほかですが、消費の低迷が続けばかえって取り返しのつかない結果になりそうに思います。その意味でも、被災地以外の地域では、一刻も早く震災前の日常を取り戻し、その力で被災地の復興を全力で支援する、というのが正論ではないかと思います。

明治維新の直前、ときは幕末。福沢諭吉は慶応義塾を創立しました。その後、上野の山では彰義隊と官軍の戦で砲声が轟き、江戸の市民は騒然となりました。この砲声の中でも慶応義塾の講義は一日も休まなかったと伝えられています。「洋学の火を一日たりとも絶やさない。」という福翁の心意気でしょう。

教育の世界の末端を汚すものとして、この福翁の心意気に学びたいと思います。

被災地の方々は日々闘いの連続だと思います。一刻も早い復興を心から願います。原発も予断を許さない状況です。しかし一方で、被災地以外の我々の方も、一刻も早く震災前の日常を取り戻し、復興支援の決意を新たにしたいと思います。

すみぶち塾Sumizuku

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